「一般社団法人日本経営士会」とは…

一般社団法人日本経営士会」とは、通産省、経済企画庁の勧奨により昭和26年に創立し、昭和30年通産大臣の許可を得て社団法人となった豊富な実績と高い信頼性を誇る一流の経営コンサルタントの団体です。
創立以来、最も信頼性のある経営コンサルタントの団体として、各方面から高い評価を得ています。登録会員数は、約2,000名。
入会後、経営士能力開発研究プログラム(MPP)、経営指導技法研修プログラム、各種研究、研修会にて自己研鑽する場があたえられております。

公的活動宣言(コミットメント)

本会は、広くアジア地域を中心とし全世界に及ぶ経営支援活動を行うと共に、経営支援者の協働活動をも支援することによる相互繁栄を通じて社会貢献活動を行います。

    1.本会は、経営者及び管理者並びに経営支援専門家の育成及び能力向上に努め、その達成に寄与すると考えられる経営関連情報の収集及び発信を行い、延いては国及び国際機関に対し、経営支援の仕組みを提唱します。
    1.本会は、産業社会の期待に応えるべきスローガン「経営に知恵と革新」を強力に打ち出し、企業の発展に貢献します。
    1.本会は、前記の行動宣言が実行できる法的・人的・経済的環境の整備を行います。

日本経営士会の新スローガン

平成16年8月4日 前野 徹会長の下で、一般社団法人日本経営士会の新スローガンを策定いたしました。全組織、全会員が一丸となって一般社団法人日本経営士会の存在性をより高めていくその第一弾といたします。ご理解とご協力をお願い申し上げます。

新スローガン”テーゼの創造”

経営に知恵と革新
Intelligence and Innovation in Management

新スローガンの解説
一般社団法人日本経営士会の歴史と伝統を継承しつつ、
①「思考の技術」「技術の思考」の『思考』を、幅広く『知恵』と捉えること。
②「変革の媒体者」となりうるためにも、経営資源・経営構造・経営機能なるものを、いかに変革していくか、と幅広く捉えていく。

「経営士」が一般社団法人日本経営士会の歴史と伝統を継承するなかで、産業界を変革する使命を担う、この新テーゼを提唱する。
*テーゼ(ドイツ語) 「運動の基本的な方向・形態などを定めた方針ないし方針書」

日本経営士会の新スローガン

企業経営をサポートするコンサルタント集団、それが日本経営士会です。

日本経営士会とは/経営士の誕生

昭和26年8月14日、経本546号の書簡が民間の能率関係者ならびに学識経験者70名に発送された。「マネジメント・コンサルタントの制度の確立等についての意見を聞きたい」との経済安定本部副長官よりのものであった。

同年8月27日、午後1時、当時の経済安定本部長官舎(東京都港区麻布市兵衛町2-89)に民間能率関係者、学識経験者38名が参集、官側より経済安定本部産業局長、産業政策課長、機械課長が出席し、故上野陽一氏が座長となり、マネジメント・コンサルタントの制度についての懇談会が催され、ここに、わが国におけるマネジメント・コンサルタントの公式な検討が始まったのである。これこそ幾多の先輩が大正の末期より身をもって示してきた経営指導についての職業とその地位の確立への芽生えであった。

しかし、これ以前においても、しばしばマネジメント・コンサルタント制度についての意見の交換は開催され、また、その制度の確立の必要性を叫んだものも数多くあった。その中で、全日本能率連盟においては、その必要性を痛感し、独自の立場において、これを検討してきた。8月27日の公式会合の以前において、7月30日午後2時より、同じく会場は経済安定本部長官官舎において民間人10名による「日本管理技術士会(仮設)」の創立準備会が開催され、実はこれがわが国における経営コンサルタント制度制定の母体ともなった。

8月27日の公式会合を契機として、同日懇談会終了後、第1回準備委員会(準備委員は、上野陽一、森川覚三、荒木東一郎、大内次男、平井泰太郎、中西寅雄、上田武人、岡田徹の8氏)が行われ、その後2回の準備会の後、9月25日午後1時より通商産業大臣官邸において第4回の準備委員会、午後2時より日本経営士会設立発起人会が催され、日本経営士会の創立を可決し、同時に午後4時より日本経営士会創立総会が通商産業大臣官邸で開催され、ここに今日、会員2100名余を有し、わが国唯一の経営コンサルタントの全国団体である日本経営士会が発足した。

    1.解題
    2.経営顧問の発達
    3.国の産業政策と経営顧問
    4.経営士制度の創生に関する問題点
    6.経営士発達の環境と基盤

経営学博士 平 井 泰 太 郎
初出原稿 『国民経済雑誌』 昭和27年1月号 (第85巻,第1号)

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