平成30年11月度香川県会例会開催

 

11月16日(金)午後7時より高松テルサにて香川県会10月度例会を開催した。今回は事務局岩井より外国人雇用についての講義であった。連日マスコミで取り上げられている問題だけに愛媛、高知からも足を運んでいただき、外部からも1名参加していただいた。

20年ほど前より外国人雇用に携わった経験や今どのように変化していっているのか?また、与野党が取り上げているのは何が問題なのか等を取り上げてみました。

まずは人手不足の問題。有効求人倍率はかなりいい数次なのに人手不足とは、日本人が仕事を選ぶようになったのと、終身雇用の崩壊により職業選択の自由が広がったが、若年層の粘りがなく、すぐに離職してしまう事が原因。そこにはインターネットの普及により、特に左派メディアの労働者権利についての情報などにより、ことさら権利を主張し、義務が伴わず労使間の係争も発展している現状などが上げられる。

そこで、様々なチャンネルの人材活用が挙がっている。そのひとつに高齢者雇用がある。高齢者でも対応可能な業種や、高齢者がゆえに活躍できる業種などはどんどん活用すべきである。ただし、高齢者は二極化して、方や意欲のある人は若者より貪欲であるが、一方で年金や過去の栄光によるプライドが邪魔をしてなじまない。そんな中、外国人活用ということに繋がっている。ここでは外国人雇用、特に技能実習制度について触れてみた。

平成28年に技能実習制度が法制化されるまでは昭和26年制定の出入国管理法での運用であった為に、各現場で不具合が多発していた。入国管理局も行政サービスという精神の欠如からきわめてワンサイドな裁量判定が多発していた。(具体的な内容はここでは割愛する)

しかし、景気回復の兆しに伴って、各方面からの人手不足の声が上がり、今回の外国人技能実習枠の拡大へとつながっていった。入国管理局も入国管理庁へ格上げとなるようであるが、役所自体の人手不足感が否めないのではないかと思う。そのた、わが国は四方を海に囲まれた島国国家であり、陸続きの国家のように昔から他民族が移住するような環境になかったので、大量に受け入れることに対する不安は大きいであろうと思う。その他、巷で言われているような治安の問題や健康保険利用に伴う医療費の増加などが挙げられる。その他、建設業界のオリンピック景気により一時的な人手不足で外国人を大量に雇用して、オリンピック終了後にどのようにするのか?条件が整って永住権を得たときにどのような問題がおこるかなど多くの問題を抱えており、そのような質問も多く出てきた。

まだ政府の方針が定まっていないので、法制化した時点で改めてこの問題を例会で取り扱ってみようと思う。

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